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リモートI/Oがダウンタイムを削減 – バルーフのBNIが支持される3つの理由

Posted by Hirokazu Tsunoda on Nov 23, 2020 5:01:23 PM

バルーフのIO-LinkゲートウェイやIO-LinkハブなどのリモートI/O製品は様々な製造現場で活用されており、リピーターの多い製品の1つともなっています。正に私たちの主力製品の1つと言っても良いでしょう。では、なぜバルーフのリモートI/O製品が受け入れられているか。それはこの製品によってダウンタイムを削減することができるからです。今回はその3つの理由をご紹介したいと思います。

 

制御盤を小型化 - カバー不要の設置

制御盤の中にはPLCやインバータ、電源、I/O、ケーブルなど、様々なデバイスが所狭しと並べられています。オートメーションが進むに連れ、制御盤の中に設置されるデバイスの数が増えるため
、制御盤のサイズとともにコストが増加します。お客様の中でも制御盤の縮小によるコスト削減を課題とされている方も多いかと思います。

バルーフのリモートI/Oは堅牢な亜鉛ダイキャストまたは軽量なプラスチックのハウジングと、IP67の保護構造で設計されています。そのため、防塵・防水対応のこのリモートI/Oは制御盤の外に設置することが可能です。また、各チャンネルを入力/出力に切り替えることができるタイプも用意していますので、入力用と出力用で分けていたI/Oカードも削減できます。

今、あなたの制御盤の中にはどれだけのリモートI/Oがあるでしょうか。それらを全部外に出し、入力と出力を統合すれば、どれだけの制御盤スペースとコストを削減できるか、検討してみてはいかがでしょうか。

BLG_2010_01_1カバー不要の防塵・防水ハウジング

 

現場でもすぐ分かる 大きな高輝度LEDで見える化

よく、お客様よりバルーフのリモートI/Oはサイズが大きいと言われます。確かに、装置や機器が小型化するトレンドに対して、私たちのリモートI/Oのサイズは市場の要求に沿っていないかもしれません、これはこれからの課題になるでしょう。しかし、このサイズになっているのは理由があるのです。それは、見える化です。

バルーフのリモートI/Oにはすべてのチャンネルに対して個別の大きな高輝度LEDが搭載されています。このLEDは接続されているセンサやアクチュエータのON/OFFや短絡・過負荷などの障害など、様々な動作状態を3つの色と点灯状態で表示します。その他にも電源状態やネットワークの通信状態を示すLEDも搭載されています。

つまり、これらのLEDによって、障害が発生した際、すぐにその場所を特定することができます。従来のように制御盤を開けて、リモートI/Oのチャンネルと図面を照らし合せて障害箇所を特定するという、面倒な作業の工数と時間を削減することができます。

BLG_2010_01_2遠方からでも障害がすぐわかる大きく高輝度なLED

 

障害が発生しても落ちない  短絡/過負荷の保護回路

センサやアクチュエータ自身、または接続しているケーブルによる短絡や過負荷で制御盤の電源が落ちてしまった経験はありませんか?あるお客様は、その日の生産ノルマが達成される直前にこの障害が発生し、急遽残業をしなくてはならなくなりました。お客様は制御盤内にあるリモートI/Oの各チャンネルをテスターで当てて障害が発生しているチャンネルを特定し、図面で障害の発生場所を探す作業を行いました。この復旧には3時間を要したとのことです。

バルーフのリモートI/Oにはすべてのチャンネルに短絡/過負荷の保護回路が搭載されています。そのため、短絡や過負荷が発生しても、接続されている電源や他のデバイスへの影響はありません。リモートI/Oはこの短絡や過負荷の障害を検出し、信号をネットワーク経由でコントローラへ送信します。HMILED積層信号灯などで障害の発生を現場の作業者へ瞬時に通達することが可能です。

もう、お分かりの通りリモートI/Oにテスターを当てる必要はありません。リモートI/O自身が障害の原因と発生場所を特定するための情報を自ら教えてくれるからです。この機能とチャンネルごとに用意されたLEDで、効率的に復旧作業を行え、時間を大幅に短縮することができます。

BLG_2010_01_3

これらの機能や特徴により、バルーフのリモートI/Oが短絡や過負荷の復旧に大きな貢献をすることをご理解いただけたかと思います。ただ、そのためにはこのリモートI/Oの設置について以下のことを行っていただく必要があります。


■ 制御盤の中に設置しないでください。
■ できるだけ接続しているデバイスの付近に分散させて設置してください。
■ 現場の柱や装置の壁面など、遠くからでも視認しやすい場所に設置してください。

 

これらのことを守っていただければ、障害の発生場所を現場で即時に認識することができます。つまり、突発的なダウンタイムの時間とそれによるコストを大幅に削減できるでしょう。

 

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