Document
>> Back to homepage

BVS Cockpit: すべての人のためのマシンビジョン

Posted by Balluff on Jul 23, 2020 4:02:07 PM

バルーフのBVS Cockpitによるアプリケーションの快適な操作性と設定

 

マシンビジョンソリューション それは、専門家のみが理解できる「7つの封印書」?

それではいけません。バルーフの新しいBVS Cockpitはその操作画面上で大部分のタスクを簡単に処理することができます。このインタフェースは検査プログラムの開発や検査プロセスでユーザーを可能な限りサポートします。そのため、非常に困難な状況でない限り、画像処理の専門家を呼ぶ必要はないでしょう。

 

そして、このスケーラブルなソリューションにより、バルーフのビジョンセンサ製品群に搭載された様々なデバイスインタフェースを活用して単体では得られない相乗効果を生み出すことができます。一貫性のある操作方法により、ユーザーは通過確認や製品品質の確保など、プロセスチェーン内でタスクごとに異なる画像処理デバイスへ適応する必要がなくなります。

 

ユーザーは、既存のブラウザを使用して、ネットワーク上にあるユーザーインターフェースとそれぞれのマシンビジョンアプリケーションにアクセスすることができます。 洗練されたレベル分けによるユーザー管理で、複数アカウントとそれに対応する権限を管理します。 各検査に合格した後、必要に応じてすべての検査結果と記録のためにサーバー(FTPFTPS、任意のディレクトリ)へ画像を自動的に保存します。

 

しかし、どのようにしてこのような豊富な機能と直接的な画像処理のタスクをシンプルに実現することができるのでしょうか?

 

その答えは、必要なものが一つに集まったシステム自体の構造にあります。ウェブからのアクセスは自動的に正しいバージョンのソフトウェアと正しいマニュアルをユーザーに提供します。特に最初の段階や新しい機能を使用する際には、内蔵のオンラインヘルプを使用することで、最初のハードルを乗り越えることができます。このヘルプは、必要がないときには非表示にすることができます。

 

ブラウザで表示されるインタフェースの構造は明確で、ユーザーは自身のタスクに関連する情報だけを表示させることができます。その他のパラメータは必要となるまで、ソフトの奥深くにしまっておくことができます。メニューはサブメニューが入れ子構造にならない3階層までとなっているため、とてもわかり易いです。

 

モニタモードと呼ばれるモードでは、フィールドバスやシステムタイムなど、「外の世界」の設定が可能です。ここでは、ユーザーは目的の検査プログラムを選択して実行することもできます。検査結果は、任意のI/O出力、または結果パケットの形でPLCやホストコンピュータへ送信できます。検査履歴は実行中の検査と並行して、リアルタイムで確認できます。

 

ユーザーが検査プログラムを作成 / 変更したい場合は、設定モードに切り替えて、ツールボックスから解析ツールの選択、ツールを並べての検査シーケンスの構成、パラメータ設定、必要に応じてしきい値の定義を行うことができます。ここでは、モニタモード用の重要な中間結果を選択することもできます。いくつかのツールには、自動でパラメータ設定を行うオブジェクトを用いた、ウィザードも用意されています。ウィザードではパラメータの設定を順番に行い、検索領域を指定し、必要に応じて良/不良の例でティーチングします。ソフトウェアはこれらの情報から最適なパラメータ設定を決定します。この設定は必要に応じて後から修正することができます。すべてのツールは MVTec Software GmbH の HALCON ライブラリをベースにしていますが、通常のユーザーには意識させません。バルーフの ソフトウェアが「オブジェクトを探す」「テキストを読む」「明るさをチェックする」などの簡単で分かりやすい説明を使ってプログラムをするからです。

 

検査と並行して実行できる統計モードでは、ユーザーは製品の品質に関する重要な傾向を確認することができます。全体的な統計値と個々のパラメータの傾向が時間と統計に基づいて作成され、進行中の検査のパフォーマンスを犠牲にすることなくヒストグラムの形で表現されます。クリックするだけで、グラフポイントからモニタモードの関連する検査表示に切り替えることができます。

 

まとめ:

産業用画像処理は、現代の柔軟な製造業に欠かせないものです。BVS Cockpitのユーザーインターフェースは、すべての機能へ簡単にアクセスすることができます。ビジョンアプリケーションのセットアップや操作に特別な知識は必要ありません。BVS Cockpitは誰にでも扱えるマシンビジョンソリューションといえます。

  Rainer Schönhaar

 

Rainer Schönhaar
Balluff GmbH
Product Manager for Image Processing
Image selection:

アプリケーション画像:

 

bvs02バルーフの産業用カメラは、BVS Cockpitを内蔵したバルーフの外部コントローラSmartController 組み合わせて使用することで効率的に使用できます



bvs03

ツールを使った設定モード:設定プログラムで検査プログラムを作成することができます。



bvs04

設定モード: オブジェクト上で変化しない領域を選択するウィザード

 

 

bvs05

BVS Cockpitには様々な機能があります。適切なツールの選択は、わかりやすい説明で簡単にできます。

 


bvs06

統計モード:統計モードでは、ユーザーは生産品質に関する重要な情報を得ることができます。

トピック: MachineVision, software, BVS_Cockpit, マシンビジョン, ソフトウェア