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RFIDタグで低コストの資産を追跡...その価値はある?

Written by Balluff | Jul 23, 2020 9:46:00 AM

まず、レキシコグラフィーについて。

「レキシ…ってなに!?」こんな風に驚かないでください。このブログは、特に製造に関わる方なら、それほどつまらないブログではありません。レキシコグラフィー(Lexicography)とは、辞書学といって辞書の構成、編集、執筆などを扱う学問のことです。こういう脱線した話題も楽しそうですが、眠くなるので早めに本題へと戻りましょう。Wikipediaによると、「価値」とは、相対的に上位に位置づける理由となる性質、メリット、重要性として定義されます。でも、辞書学の学者はコストについて何も語らないことは覚えておいてください。

工場内でRFIDを使用して価値ある資産を追跡することは、多くの工場で一般的になってきています。フォークリフトや専用装置、機械、その他の高価なアイテムを追跡することは容易なことではありません。しかし、RFIDについて経験豊富なユーザーの多くは、高価な資産の位置を知ることよりも価値のある資産の位置を知ることが重要であることに気づいています。

工具、測定機、キャリブレーション装置、専用機などの資産価値を定義することは非常に難しいことです。逆に言うと、貸借対照表を用いて資産の原価を計算することは難しくありません。50ドルで購入した工具の価値は50ドルではありません。

あなたは自分の資産の価値を本当に知っていますか?あなたの50ドルの工具には何百、何千、何万ドルもの価値があります。どうしてそんなことが言えるのでしょうか?これは非常に簡単なことです。もしその工具が製造ラインの稼働に不可欠なものならば、その工具が「欠品」すると1分ごとに1分間のダウンタイムが発生します。あなたの会社で1分間のダウンタイムにかかるコストはいくらですか?あなたの会社で1時間のダウンタイムにかかるコストはいくらですか?この工具は、最終製品が規格を満たすために必要な加工を担っているとします。不合格品を処理するコストはいくらでしょうか?製品のリコールが発生した場合の経済的な影響はどれほどでしょうか。これらの質問は、資産を追跡すべきかどうかを決める際に考慮する必要があります。

RFID技術、特にUHF帯のタグは、ここ数年で大きな発展を遂げました。タグの金属上設置、金属埋込設置が可能になり、通信距離が伸びたことで貴重な資産を追跡する方法が増えました。このように方法が増えたことで、価値の高い低コスト資産をRFIDタグによって効率的に管理し、識別することができるようになりました。

工具の大きさに関わらず、RFIDタグは接着や埋め込むことで取り付けることができます。錠剤よりも小さなタグを工具に埋め込み、工場内のアンテナで追跡します。これらの工具のコストは5ドル以下かもしれませんが、いざという時に工具の位置を特定できないと、何時間ものダウンタイムが発生してしまう可能性があります

5ドルの工具に5ドルのRFIDタグをつける価値があるかどうか、資産価値を改めて考えなおしてみましょう。