Blog | innovating automation

データがもたらす効率アップと付加価値

Written by Balluff | Jul 23, 2020 8:30:50 AM

Industry 4.0とIIoT (Industrial Internet of Things: 産業のモノのインターネット)は、最近ではとてもポピュラーな単語になりました。しかし、これらは単なるバズワードに留まりません。これらのコンセプトを設備に取り入れるだけで、価値を格段に高めることができます。

Industry4.0とIIoTはさらに必要なデータを提供します。装置がどれくらいの性能を発揮しているかの情報を簡単に取得できれば、プロセスの改善と効率性の向上が望めます。効率性向上のニーズは産業の製造プロセスの改善とダウンタイムの削減、生産性の向上、不良品の削減を加速させます。効率性の向上は今日の製造業界で競争力を保つために絶対必要です。

技術が継続的に進歩しさらに経済的になれば、産業の効率性を高めることは、これまで以上に現実的になるでしょう。

Industry4.0とIIoTはスマート製造やスマート工場の技術コンセプトです。IIoTはこの中核となり、製造現場のデバイスからのデータへ直接アクセスします。IO-Linkの制御アーキテクチャの導入と、装置上のデバイスからの状態監視パラメータによる予兆保全の実践により、Industry4.0とIIoTは達成されます。

状態監視はパラメータを通して装置の状態を監視するプロセスです。つまり、障害の発生を表す状態の大きな変化を認識するため、振動や温度、圧力、速度、湿度など、装置上のデバイスや装置自身の状態が判断できるパラメータを監視するということです。状態監視は、予兆保全の絶対条件です。

IO-Linkは、プロセスデータに影響を与えない診断情報を提供するデバイスのポイント・トウ・ポイント通信です。デバイスや装置の健康状態を示す状態監視パラメータを提供するIO-Linkデバイスが、既に数百以上存在します。診断のためにIO-Linkの機能を活用することで、製造現場にあるデバイスから直接大量のデータを収集することができ、装置の効率をよりコントロールすることができます。スマートマシンとスマート工場のバックボーンとしてIO-Linkを活用してください。

今あるスマート工場のコンセプトであなたに必要な情報が収集できます。これを理解して、ビッグデータの海へ飛び込みましょう。