FAの分野では、RFIDに関心が高まっています。過去のブログでは、RFIDによるROI (Return On Investment: 投資収益率) やIO-Link対応のRFIDについて取り上げてきました。そこでは実際に生産現場にRFIDシステムを導入する際の注意点などについてまとめることができました。なので今回は、少し基本に戻りたいと思います。
RFIDは、主にタグが取り付けられた物体が何であるか識別するために使用されます。タグには、識別情報だけでなく、メンテナンスデータのような物体固有の情報も含まれています。
バッテリーを電源を持たないパッシブタグは対応したRFIDアンテナからの電磁波をエネルギー源として動作します。タグがアンテナの検出領域に入るとメモリが起動し、データを読みだした後、プロセッサへ伝送します。通常、アンテナがタグの情報を読み出す時間は数ミリ秒です。
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タグ ー データ保存用メモリと電磁波を受信するためのコイルから構成されています。タグはメモリ内にデータを保持することができ、メモリの容量に応じて数~数千バイトのデータを保存することができます。 |
| アンテナ ー ケーブルでプロセッサに接続するタイプと、単体で使用可能なプロセッサ内蔵タイプがあります。 | |
| プロセッサ ー アンテナで読み取ったデータを変換し、上位システムに転送します。プロセッサはPCやPLCのようなコントローラに接続され、上位から送られてくるタスクを実行します。 |
RFIDシステムの詳細は www.balluff.jpをご覧ください。
